武蔵野音楽大学は、創立が1929年、大学としての設置が1949年と、国内でもっとも古い私立音楽学校です。
その歩みは、日本の音楽界にも大きな影響を与えていきました。
2019年に創立90周年を迎える武蔵野音楽大学は、長い歴史の中で数多くの人材を輩出しています。
・江古田新キャンパスの完成
そして2017年には江古田新キャンパスが完成し、新たな学び舎のもとで、未来の音楽家たちを育んでいるのです。
新しいキャンパスの竣工と共に、音楽学部も教育体制を一新させました。
今までの7学科を演奏学科と、音楽総合学科へと再編したのです。
これは、基礎力と専門力をより高めるためにとられた施策です。
カリキュラムをより柔軟に選択できるようになり、同時に、横断的に幅広い科目を履修しやすくなりました。
・ディスカッション形式を採用
音楽家というものは、様々な知識と、奥深い技量が必要とされるものです。
その育成において最適な方法として考えられたのが、この新体制になります。
また、よりアクティブな学習を促すために、ディスカッション形式にも力を入れているのも特徴です。
さらに将来のキャリアを明確化し、その目標に向けて力を培っていきます。
さらに、どちらの学科も教員免許や学芸員の資格を取得可能です。
こうした学生の将来を見据えた取り組みができるのも、武蔵野音楽大学ならではといえます。
(参考:武蔵野音大の入試難易度は? -親戚の子(現在都立高校2年生、男子)が- 芸術学 | 教えて!goo)
演奏学科と音楽総合学科について
演奏学科は、充実したレッスンを通して、演奏会や各種コンクールに挑戦する、実践的な学科です。
担当する器楽や声楽に関する技能や知識はもちろん、様々な演奏形態を学び、総合的な力を伸ばします。
そして豊かな演奏を行うには、歴史的背景や文化を理解することも欠かせません。
さらに、公開試験やコンクールの出場などを通して、実践力を磨き上げます。
スペシャリストを養成するに、これほどふさわしい教育の場はありません。
・音楽総合学科はエキスパート養成
一方、音楽総合学科は、作曲や音楽教育、マネジメントなどのエキスパートを育成する学科です。
音楽の世界にもテクノロジーの波が押し寄せており、その発展はまさに日進月歩といえます。
そのような流れの中では、確かな実力を持ったものしか、功績を残すことができません。
そこで、武蔵野音楽大学では1年次に基礎科目を幅広く学び、翌年から徐々に専門性を高める方式を採用しています。
もちろん、1年次から専門性の高いカリキュラムを組むことも可能です。
他にも学生保険やカウンセリング制度など、大学生活を支える施策を整えています。
武蔵野音楽大学で学ぶことは、音楽家としての第一歩といえるのです。