「青山学院大学に入りたい!」
「青学はなぜ駅伝が強いの?」
「青学卒の光本勇介氏の経歴が知りたい」
2021年に文部科学省が調査をしたところ、年間で約150万人もの方々が大学に進学をしていることが明らかとなりました。
1960年代は毎年10万人の方しか大学には進んでいなかったので、その時代よりも10倍以上もの進学率になっているというわけです。
日本は1990年代から国際的な水準となる教育に力を入れるようになり、その影響もあって全国でさまざまな大学が誕生しました。
特に関東圏内では年間で約3校近くもの大学が新しく誕生しており、多様な教育をなされています。
ここではそのうちの1校をピックアップしてご紹介をしていきましょう。
【関連】光本勇介の経歴/人物像とは?数多くの会社・サービスを設立し売却
→光本勇介の経歴/人物像、起業/売却した会社やサービスについてまとめました。
東京都に本部を構えている青山学院大学
東京都に本部を構えている青山学院大学は、関東圏内の私立大学のなかで非常に高い知名度を有しているところです。
1920年にイギリス人の宣教師が開校をしたところで、プロテスタント系の学校となっているのがポイントとなっています。
青山学院大学の概要
まず青山学院大学の概要を見ていくと、小学校から大学があり、基本的には内部進学を中心としているのが特徴です。
1920年の時代では専門学校という位置づけで、キリスト教の布教活動を中心におこなっていました。
1950年の戦後、文部科学省から正式に教育施設というスタイルで認可を下され、高校と大学で構成をされています。
清き心と正義を司るという教育方針を掲げているところで、東京で初めて誕生した民間の大学でもあります。
現在のようにエスカレーター方式になったのは、1980年からです。
小学校では男女同じクラスで授業を実施しており、2クラスで構成をなされているところです。
多くの方が青山学院大学という学校名を知るに至った背景では、毎年元旦に実施をされている箱根駅伝が大きな要因といえるでしょう。
箱根駅伝の優勝常連校となっており、非常に高い知名度を有するようになりました。
もともとはスポーツで著名となる学校ではなく、おもに文化活動が盛んだったところです。
駅伝の強豪校になった経緯
ではなぜ今のように駅伝の強豪校となったのでしょうか。
ここからは青山が駅伝で強くなった背景を詳しく紐解いていきます。
まず現在の監督の存在がとても大きく、約15年間も監督をなされています。
タレントとしても今では多くのメディアに出演をなされており、彼の存在を知らない方もいないほどです。
この監督も青山学院の出身で、1977年に卒業をなされています。
彼自身も箱根で往路を担当する選手という経歴を持っており、4年連続で出場を果たされました。
ただし、当時の青山は出場権を手に入れる程度であり、毎年45校中40位くらいの実力しかありませんでした。
当時は帝京・東海・駒沢が優勝の常連校で、現在でも強豪と言われています。
1980年に監督である原氏は東京電力に就職をして、社会人マラソン選手となりました。
その間もボランティアで母校の指導を買って出ており、経歴でいえば約35年間は関わっているということです。
自分が駅伝部の監督になることに決める
当時はまだ熱心な指導を大学側もなされておらず、部員は自身の家から通学をして帰宅をするというスタイルでした。
原氏はこの中途半端な指導だからこそ、優勝はおろかシード権を獲得することもできないと考えたわけです。
そこで一念発起をして勤めていた東京電力を退社して、自分が駅伝部の監督になることに決めました。
また、指導を徹底するために町田市に駅伝部の寮を設置することも決めて、運営理事に直談判をしたほどです。
原氏の熱い思いを受け止めた当時の学長の鶴の一声で、町田市に40室を持つアパートの設置を決めました。
そして駅伝部の部員を全国から募ることに決めて、原氏自身が各高校を回りながらスカウトを開始しています。
1990年にようやく現在の原型が誕生しており、少しずつ箱根駅伝で成績を高めるに至りました。
平成14年に往路・復路の同時優勝
初優勝を飾ったのは平成14年のことであり、往路・復路の同時優勝でした。
この中継は歴史的な瞬間をとらえたと今でも語り継がれており、最高視聴率が30パーセントとなったほどです。
なぜそれほどの注目を集めることになったのか、それは大雪の中で駅伝大会が実施されたからです。
芦ノ湖から箱根湯本の一帯は路面が凍り付くマイナスの気温となり、猛吹雪のなかで学生たちがしのぎを削りました。
まだ全国的な知名度を持っていなかった青山学院大学が独走状態となり、多くの方が声援を送ったわけです。
この初優勝から20年以上が経過した今では、箱根といえば青山と言われるようになっています。
青山学院大学は偏差値が65となっており、学力面でも他の私立大学と比べて優秀な大学です。
それに加えて今では駅伝の強豪の代名詞ともなっており、全国からたくさんの入学志願者が訪れるようになりました。
まとめ
今現在、陸上競技に挑んでいる高校生がいたら、青山学院大学の入学を考えてみるのも良いでしょう。
スポーツ推薦枠があり、特待生として出迎えてもらえるチャンスもあります。
進学率も良く、優秀な学習にも挑める大学となっているところです。